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ひぐらしのなく頃にのアニメ1期のED、
片霧烈火さんの『why, or why not』の歌詞についての愚考。

初回である今回は、公式の和訳に頼らずに
僕の直訳を書いてみました。あくまで直訳。
直訳という段階を経た後に意訳作業は行ったので、
拙作の意訳をご覧頂ける方は、別項の日記を参照下さい。

では、まず単純な直訳から行きたいと思います。
ここでは訳を詩的に書くなんてことは一切せず、意味把握が主眼です。



■To get my happiness I had done everything.
幸せになるために私はすべてのことをやってきた。

■But had done nothing to be blamed and accused of. 
blame(動)非難する・責める
accuse(動)告発する・非難する・責める
しかし非難されるようなことは何もしなかった。

■The sound of foosteps became louder every day. 
足音は日に日に大きくなった。

■Then I noticed the fact there was no time.
そして私は時間がないという事実に気づいた。 

■I was a believer in life to be myself always,
and was asking whether I would be alive. 
myself(pron)私自身・私みずから・本来の私
私は人生において、常に自分らしくあろうとする信者だった。
(直訳だからか、非常にアレな日本語になっております……)

■and was asking whether I would be alive.
そして、私が生きられるかどうかについて問い続けていた。

■Give me a reason why not to adopt in this way, 
adopt(動)採用する・選ぶ
何故この方法を用いてはならないのか、その理由を教えて下さい。

■or judge me to be guilty of so many incurable sins. 
or(接続詞)または・あるいは・さもなければ
incurable(形容詞)治らない
sin(名)道徳的な罪・罪悪
そうでなければ、私を不治の罪悪による罪で裁いて下さい。
直訳だと意味が分かりにくい……。
ちなみにここの「or」は、命令文に接続する用法での
「そうでなければ・さもなくば」という意味かと思われます。

■Tell me why, or why not.
何故なのか、あるいは何故そうじゃないのか、教えて下さい。

■Complaining way too much, 
maybe I overlooked something fatal for me.

動名詞を用いた一文。逆接でも原因・理由としてでも、
どちらでも解釈ができるが、ここでは原因・理由だと推察する。
overlook(動)見落とす
fatal(形容詞)致命的な
不満ばかりを言っていたから、
多分私は、自分にとって致命的な何かを見落としていたのだろう。 

 
やっと一番までの直訳終了。

■The whole world was at a complete standstill,
standstill(名)停止・行き詰まり
公式訳では、standstillの訳を「静止していた」としておりますが、
ひぐらしの世界観や「この歌は誰の心情を歌ったものなのか」を考えると
「行き詰っている」と解釈するのがよいと思われます。
「公式訳がなぜあんなに直訳チックなのか」
「意訳するならこの歌は誰の視点で行うべきか」
などについては別の日記で書くのでここでは割愛。
とりあえず直訳します。
全ての世界は完全に行き詰っていた。
 
■and I was in fetters, at the mercy of the mob. 
fetter(名)足かせ・束縛
at the mercy of ~ ~のなすがままに
mob(名)暴徒
個人的には意訳者の腕が問われる歌詞かと(笑)。
直訳のままだと、
「私は拘束され、暴徒たちのなすがままだった」ですが、
ひぐらし主要人物の状況に置換して考えれば、
誰にでも適用できる解釈が可能で、実に面白い歌詞です。
公式訳があんなにカチカチの訳な理由の一つは、
「これが誰の心情を歌ったものか、聞き手に想像させて楽しませる」
というものがあるのでしょう。

■The silent warning became louder every day. 
音のない警告は、日に日に大きくなった。

■Then I kept pretending not to hear. 
そして私は、(その警告が)聞こえないふりをし続けた。

■Its meaning had been in the eyes of beholder all along. 
behold(動)注意する・見守る
ここの歌詞は……多分どのパートよりも重要。
「beholder」をどのように解釈すべきかが問題だからです。
直訳は、
「その意味はいつも観察者の目に映っていた」ですが、
やはりここも、この日本語だけでは意味が取りづらい。
ひぐらしの本編を知った上でどう読み解くか、
解釈は個人々々によって違うでしょうけれど、
ここはちゃんと考えないと意訳がうまくいかない部分かと。

■It had grown dark before I found a sign. 
私が兆候に気付く前に辺りは暗くなっていた。

■"Among the nonsense tragedies,
what on earth you are looking for?
You only have to be honest to yourself and your own fate."
 
「でたらめな悲劇の中でいったいあなたは何を探しているの?
あなたは自分自身と、そして自分の運命に素直になりさえすればいい」
この台詞、誰が誰に言っているのかで解釈が激変します。

■Tell me why, or why not. 
Complaining way too much, 
maybe I overlooked something fatal for me. 
(既出なので省略)

■There is nobody who knows there will be nnobody. 
ここから誰もがいなくなってしまう、ということを知っている人は誰もいない。
個人的に、この歌詞は雛見沢大災害のことだと解釈しています。

■Except for me, the world has gone mad. 
私を残して、この世界は狂ってしまった。

■So what is forgiveness you are willing to withhold? 
forgive(動)許す・容赦する
be willing to ~ ~したい気がある・~しても構わない
withhold(動) 保留する・~するのを抑える
「あなたが保留しようとしている許しとは何ですか?」
つまり、「私」は「あなた」という人間から赦されておらず、
赦されていないその具体的な内容は、いったい何なのか?
という疑問文。
(プロの通訳ではないので、間違った英文解釈かもしれませんが)

■What is the well-being you are willing to make? 
well-being 幸福・安寧
あなたが作り出しても構わない幸福とは何ですか?
ここの直訳は公式訳とほぼ一緒になりました。

■Now what? So what? 
だから何? それが何なの?
「So what?」は言い方次第で侮蔑や諦観の表現に。

■Don't you come interrupt me, oh please
while I am interrupting myself.

interrupt(動)妨げる・遮断する・中断する
私が自身を抑えている間は、お願いだから邪魔しに来ないで。
本当に直訳するなら、interrupt myselfは
「自分自身を遮断する」としなければなりません。
が、これはあまりに日本語として不細工なので、
直訳の段階ではありますが少し手を加えました。


以上、長くなってしまいましたが直訳でした。
以降の日記では、各種考察と、僕なりの意訳を書きます。

beholderとは誰か、mobとは誰か、などを考えると、
僕個人では梨花ちゃんの詩としか考えられないのですが……。
(拙作、梨花視点での意訳は完成済)

「レナや詩音の詩じゃないの?」
という意見もかなり見られたので、
頑張って他キャラ視点での解釈を行ってみようと思います。

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